港の津開けを待って、米の買い付けに諸藩、商人らがやってくる。しかし藩では前年より穀留を実施しているので、他領の者へ米穀を売り渡さないよう村役人へ通知した。三月に領内の保有米を点検したところ、余裕があるので穀留を緩和し他所への米出荷を一部許可した。新発田領今町で小前たちが穀商のしとみ戸をこわした。藩では取り締まりのため中小姓三人を派遣した。村上領三条町鶴屋源助長家の小前たちが、他領への米の川さげに抗議して裏の空店に放火した。四月、江戸廻米に反対し、新潟で不穏な動きがあるので、新潟境の沼垂町へ新発田藩は武芸に熱心な未仕の者五人を、とりしまりのため派遣した。村上領地蔵堂で出雲崎商人による米の買い占めに抗議して、小前たちが騒動をおこした。新発田町の米価が高騰し、米屋もつきうりも商売にならない状態であった。新発田藩は領内町場へ米を流通させるよう通達した。